2014年12月20日土曜日

名前がつかない


こういう本が出たのを知った。

最近よく考えている「所在のなさ」と
通ずる気がして、気になっている。
府立図書館に蔵書があるみたいなので、借りて読むかもしれない。

でもどうだろう、
一度読んでしまうと「自分はコミュニティ難民か」みたいに
カテゴライズする思考が動き出しそうな気がする。
読まないかもしれない。

以前は「NPOワーカーである」とか
「ファシリテーターである」という
アイデンティティを確固たるものにしようとして、
ずいぶんエネルギーを使ってきた。

今ぼくがアルバイトとして仕事している所はNPO法人だったり
NPOと関わりの深い現場だけれど、
若手NPOワーカーのコミュニティに顔を出したときに
以前感じていた「ホーム」感は今あまりなくて、
若干「アウェー」感すらある。

「ファシリテーター」という役割を負って
個人で仕事をすることもあるけど
積極的にその肩書きを名乗って仕事をしていく
フリーランスというわけでもない。

ましてや会社員ではないし、一方で失業者でもない。

複数のコミュニティに出入りしていたり
収入源も複数に分かれているので、
人は「ナウいですね〜」(古い)とか
「新しい働き方ですね!」とか言う。
あと「働く気あるのか」とも言われたな。

人は好きなことを言うのだけれど、
たぶんぼくの今の状態には名前がつかない。
名前がついた瞬間に、ある価値体系に乗っかる感じがするので
なんかちがうな、と思ってしまう。

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