2015年3月31日火曜日

「僕と仕事」(12)死にたくないので、やらざるを得ない。

「仕事」や「働く」について話す場をひらいた、
東山の和室から見える風景。

前回の続き】

以前書いたけれど、「仕事」や「働く」について話す場を開いた。

これ以降「仕事」というものの見え方ががらりと変わってしまった感じがするので、
それについて書き残しておこうと思います。

* * *

僕はこの4月から、とある組織の職員として働くことになっている。

先日の場に来てくれたメンバーと色々と話す中で、
僕にとって今回の就職は「リベンジマッチ」だということがよくわかった。

勤めている組織の中で、どれだけ自分として率直に在り、
人と関わっていくことができるかの勝負。

僕は以前、苦しいとか、嬉しいとか、心配だとか、不安だとか、楽しみだとか、
そういう率直な感情を職場でほとんど表明できなくなってしまった時期があった。
息ができない感じが続いて、明らかに悪循環に陥っていて、
とにかく状況を変えるしかどうしようもなかった。

仕事自体にはとても意味を感じていたし、精一杯働いていたのだけれど、
そのほか色々なタイミングや事情なども重なって、仕事を辞めた。

仕事を辞めてからのこの1年間は、
人と会う・話す・文章を読む・書くといったことをやってきた。

先日の場で初めて気がついたのだけれど、
どの場面でも、「いかに率直な姿で居られるか」を試みてきた気がする。

こういう僕の振る舞いを見た友人からは
「体力・筋力がある」「分析していく感じがすごい」
「生きるのに真面目だ」と言われたけれど、
僕としては「やろうとしてやっている」というよりも、
どうあっても、やらざるを得なかったという感じだ。

これができないなら、死んでいるも同然という感じ。
なので、やりたいかどうかという範疇を越えて、
死にたくないので、やらざるを得ない。

これが、今僕がすべき・せざるを得ない
「仕事」なのではないかと思う。

(つづく)

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