ゼミで読んだ本。 ゼミとの出会いで、僕は読むこと・話すこと・ 書くことを取り戻した感じがする。 |
4月にハローワークに行ったとき、前の仕事で知り合った方と偶然再会した。
近況を聞くと、仲間と本を読む「ゼミ」という集まりをしているという。
8月のこの日、ちょうどゼミ後にモツを焼いて食べるというので行ってみた。
この日はゼミ1冊目の最終回「合宿」だった。
ぼくは昼間の用事を終えて、夜に合流した。
庭の七輪でモツを焼いて食べた。
学生時代のゼミの話をした。モツを食べた。
ゼミ1冊目のパウロ・フレイレ『被抑圧者の教育学』の話を聞いた。
僕はこの本を読んだことがなかった。
ブラジルの教育者が書いた本の感想が話されているのに、
その内容は「教育」でも「ブラジル」でもなかった。
僕には、ゼミの面々の人生そのものが語られているようにきこえた。
「ビール、飲みたくなった時に買った方が美味しいかと思って買ってないねん」
近所のフレスコまで歩いて、ビールを買いに行った。
モツもビールも美味しかった。
室内に移ってしばらく話した。
何を話しただろう。上勝に行った話、親の話、職場の人間関係の話。
その日はそのまま泊めてもらった。
翌朝。次に読む本は保坂和志『考える練習』だと知る。
本も著者も知らなかった。本に目を通してみた。
いつ「ゼミに参加する」と決めたのか思い出せない。
ともかく、家を後にする時には、次からゼミに参加することにしていた。
それ以来、大谷さん・澪さんのブログを読み始めた。
ぼくもブログを書いてみようか、と思うようになった。
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