ゼミをしている時の視界。 |
【前回の続き】
秋。
ブログを書き始めた。
以前つくっていたブログに、数年ぶりに記事を投稿した。
携帯電話に関して、実験してみたことを書いた。
誰かに見てほしいような、
でも「見て」と言うのも違うような、複雑な感じだった。
ある日大谷さんと話していて
「そのこと、ブログ書いてみたらいいのに」と言われた。
「実は最近書き始めていて」と言って、読んでもらった。
「おもしろいね」と言われた。
もっと書こうという気になった。
ゼミにも参加し続けた。
担当回のレジュメ・毎回のコメント・レポートを書くことが
「勝負」のような感覚になっていた。
見えているものをできるだけそのまま書く。
毎回のゼミも勝負だった。
見えているものをできるだけそのまま言う。
終わる頃には、1人では到達できないところに到達している。
「読む」「書く」「話す」ということに関して、
ぼくがそれまで知っていたものとは、
違った地平が広がっているのが見えてきた。
ある日、ゼミのメンバーが
「レジュメを作ることのほうが、よっぽど仕事っていう感じがする」と言った。
なんだか分かる気がした。
(つづく)
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