島原の港を出た船から見える雲仙普賢岳。 九州は大地の力を感じる。 |
いったん、休もうと思った。
「いつまでに仕事を決める」と考えるのをいったんやめて、
行きたい場所に行き、会いたい人に会い、したいことをしようと思った。
長崎に住んで働いている友人が、「一緒に働かないか」と言うので行ってみた。
前から遊びにおいでと言われていたので、
仕事を探すというようりも、ただ友人を訪ねるつもりで行った。
友人行きつけの店のケーキを食べた。地元の魚を食べた。熱い温泉につかった。
翌日の祭りで披露される予定の、地元の人のオリジナルソングもきいた。
いい歌だった。そう伝えたら友人がmp3のデータをくれた。
ちゃんぽんを食べた。山に登って友人の仕事の話をきいた。海が見えた。
友人の昔の同級生も訪ねてきて、初対面ながら色々話した。お酒ものんだ。
一泊して町をぶらついた。地元出身でUターンしてきたデザイナーと話した。
土地のこと。仕事のこと。夕日を見ながら足湯につかった。
その流れで高校時代の同級生と合流して、また別の友人を訪ねて鹿児島に行った。
久々の再会だったので、この数年であった出来事について話した。
移住のこと。恋人のこと。住まいを開くこと。
移住のこと。恋人のこと。住まいを開くこと。
友人の同僚も加わって飲んだ。仕事の話を聞いた。失恋の話を聞いた。
瓶ビールのこぼれた僕のズボンを、コインランドリーで洗濯した。
友人は車で空港まで送ってくれた。「その方が最後まで話できるかなと思って」
また別の友人に「滋賀にあるログハウスの使い方を考えたい」と声をかけてもらった。
一泊して、ぽつぽつと話をした。ふらふらと散歩をした。
「ログハウスの使い方」についてはあまり話さなかった。
でも、満たされた気持ちで帰りの電車に乗った。
徳島の山奥にも遊びに行った。
ボールもないのに「エア野球」をした。沢登りをした。
川魚を焼いて食べた。山にも登った。ホラ貝を吹いた。
ヤッホーをした。道に寝そべって星を見た。
川魚を焼いて食べた。山にも登った。ホラ貝を吹いた。
ヤッホーをした。道に寝そべって星を見た。
木の実を取って食べた。円坐をした。
たき火のそばでぽつぽつと話をした。親や職場の話をした。
僕は「今、死んでない 生きている感じがする。」とつぶやいていた。
京都に戻り、2回目の失業認定のためにハローワークに行った。
(つづく)
(つづく)
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