2015年4月18日土曜日

「服を買う」に至るまでの記録

スラックスも気に入ったものを見つけたので結局購入した。
けれど、変な買い物はせずに済んだ。

仕事環境が変わって、服が必要になった。
家を出て数分、コンビニの前で立ち止まる。

あれ。そもそも僕は何を買いたいんだっけ。
わざわざ大阪まで行くなら、カーディガンを買うついでに、
シャツやズボンも良いのがあれば買おうと思っている。
でもなんか変だ。もやもやする。

駅に向かう道を引き返してみる。
ええと、そうだ、最初はジャケットを買おうと思っていた。
でもジャケットはあまり好きでないことに気がついたんだった。
仕事着としては妥当だけど、私服としては好んで着ない。

* * *

住宅街を歩く。

持っているジャケットのうち1着は脇の部分が解れていて、
今朝直そうとしてみたけどうまくいかず、嫌になってやめた。
別の1着をこの数日着続けていて、でも自分で洗濯できない。
いちいちクリーニングに持って行くのも面倒だ。

そうだ、だからジャケット代わりにシャツの上に羽織れるもの、
かつ自分が着たくて、仕事にも着ていけるもの。
だからカーディガンが必要なんだった。そうそう。
よかった、出発できる。

でも待てよ。
なんか「ついでに」ズボンやシャツを買おうかと思っている。
これは何だ。

* * *

もう一度家の前に戻ってくる。

この2週間、職場には2本のズボンを履き回して行った。
今あるものでなんとかなりそうで、
無理して買わなくてもOKだと思ったんだった。

ただ、夏になると話は別だ。
去年はほとんど短パンで過ごしたから何とかなったけど、
今年はそうはいかない。
そうか、「ゆくゆく」要るかもしれないだけで
「今」手に入れたいわけではないのか。

* * *

家を通り過ぎてまた住宅街を歩く。

じゃあシャツはなんだ。どうして浮かんだんだ。
シャツ、数は十分ある。
ただしそのうち半分はチェックのシャツだ。
チェックのシャツはフォーマル度が下がる。
けれどシャツの質感に左右される感じもあるので、
持っているもので試してみる余地はありそうだ。

* * *
 
もう一度、コンビニを通り過ぎる。

それに無地のシャツもある。
でもそのうち半分はサイズが気に入っていない。
セーターやジャケットの下に着る分には重宝するけれど、
シャツ単体で着たい感じが全然しないんだった。
もう少し暑くなって世間が「クールビズ」と言い出した時期には
「着ていきたい」と思えるシャツがほしい。
でも、今のところなくても問題はない。
そうか、これも「今」の話じゃないのか。

* * *

おおそうか。
今日は「カーディガンを手に入れに行く」のか。
ずいぶん楽しみになってきた。

わくわくしながら、駅に向かうガード下をくぐる。

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