2015年2月24日火曜日

「仕事着」としてのチノパン。「ぼくの」ジーンズ。

最初は無難な柄にしようと思ってたけど、
今となっては、もっと派手でもいいなという気になってきた。

昨日、ジーンズを手縫いで繕う「ジーンズ・刺し子ワークショップ」に参加した。

ぼくにとってのジーンズは「数あるズボンの中の一本」という感じ。
特別な思い入れもなければ、取り立てて履かない理由もない、そういうもの。

そんな状態で参加する気分になったのはなんでかなーと考えていたら、年末に処分したチノパンを思い出した。

前の仕事をしていた時に、ほぼ毎日着回していた2本のチノパン。シルエットは良いのに膝の部分が窮屈だなとずっと思いながら、無印良品で同じ物を毎年惰性のように買っていた。もちろん、もっと身体に合ったものを探すこともできたんだろうけど、そうならなかった。

今思えば「仕事に適していると思われるシンプルな服」を着てさえいればOKで、「膝が窮屈」という感覚も半ばオフになっていた。そのために毎年お金を払い続けて、その状態を「変やな」と思いながらもそのままにしていた。

結局、このチノパンは仕事を辞めた去年の4月からぱったり履かなくなって捨てた。
処分する時に「いったいぼくは何を履いていたんだろう」というざらついた感じが残った。

これがどう関連するかは分からないけど、とにかくこういうことを考えていると、家にあるジーンズは「まあ今後も履くやろうな」という気がしてきた。それで参加することにした。

終わってみて、「お気に入りを繕った」というよりも「ぼくのジーンズが一本できた」という感じがする。

前までこのジーンズは「ユニクロのジーンズ」だった。年代物でもなければ、「長く使おう」みたいな気持ちも買った時は特になかった。

でも自分でどんな柄・色にするかを考えて、さんざん生地を触って、ちくちく縫い続けたジーンズを手にすると、そういうことがどうでもよくなった。

早く履いて歩きたい。

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