今回処分すると決めた本の一部。 |
去年の10月に引き続き、自分の部屋のものを一気に処分した。
以前、実家を出て京都市内で暮らすかもしれないと記事の冒頭に書いたけど、やっぱりやめた。理由はまた書くかもしれないけれど、とにかくやめた。
「しばらく実家で暮らす」と決めたとたん、急に自分の部屋にあるものが気になり始めて、何日かに分けて整理した。
今回処分しようと決めたものたち。
CD・DVD約30枚、本・雑誌約40冊、衣類たくさん(大きめの紙袋一杯)、小物類、書類等。
前回もけっこう大胆に捨てたような気がしていたけど、今回見返してみると「なんで前回置いとこうと思ったんやろうか」と思うものもあっておもしろい。
数年前、旅行の時に買った観光ガイド本。
「また行くかもしれない」と思って前回残した。
でも行くことがあったらその時買えばいい。
そもそも、今後観光ガイド本を頼りにした旅行をするイメージが湧かない。
目的地が明確で、入念に下調べしたスタンプラリーみたいな旅行よりも、
その都度好きなように判断して方向転換するような旅がいい。
昔はまっていたドラマを焼いたDVD-R。
「好きな作品だから、また見るだろう」と思って前回残した。
「所有している」ということで「この作品が好きな自分」を保っていた気もする。
でも実際にはこのディスクをプレーヤーに挿入したことが一度もないし、
本当に見たければ、然るべき所でレンタルするなり探すなりすればいい。
試しに動画検索してみたら、いっぱい出てきて笑った。
大学を出てから買った本。
先進的なまちづくりの実践紹介、「ソーシャルな子育て」を特集した雑誌、
効率よく仕事を進めるためのノウハウ本、などなど。
前回は「まだ関心の範囲内」「また出番があるかも」と思ってあまり迷わず残した。
でも本に関してはゼミの影響でずいぶん考え方が変わっていて、
本や著者との格闘を経て、強く存在感を放つようになった本こそ迷わず「残そう」と思える。
関心が変わってきているというのもあるけど、この基準でいくと劇的に本が減った。
一方で「いらんだろう」と思いながら手放しきれず、ぶざまに残り続けているものもある。
美術館の展覧会図録。ほとんど読んでない大判の漫画。
中学校の部活時代のウインドブレーカー。などなど。
あと他人からもらったものは捨てにくい。これはけっこう大きな壁かもしれない。
とは言っても「減らすことが全て」と考えているわけではなくて、処分するもの/残るものが明確に見えるので、どうして前回残ったのか、今回も相変わらず残っているのか…と考えていく過程そのものがおもしろい。
ここまで書いていたら弟が部屋に入ってきた。
処分する予定の本や書類の山を見て、彼は「うわぁゴミ屋敷や」と言った。
「でも元々、全部この部屋にあったものやけどな」とぼくが言うと、
「じゃあ『ゴミになった屋敷』やな」と返してきた。
新語誕生。おもしろい。
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